市原 佐都子(Q)
『バッコスの信女ーホルスタインの雌』

  • © hagie K

人間の行動や身体にまつわる生理、その違和感を独自の言語センスと身体感覚で捉える劇作・演出家、市原佐都子。今回新たに創作される作品は、ギリシャ悲劇『バッコスの信女』(エウリピデス作)のテーマや構造を大胆に咀嚼したファンタジーだ。

一見普通の主婦、そのペットの雌イヌ、人工授精で生まれたウシと人間のハーフ、12匹の雌のホルスタインの霊魂たちによる合唱隊(コロス)。彼らが奏でるドラマは、ヒトと動物の境を揺さぶり、私たちの秘めた欲望を 触覚的に刺激する。そこでは、男性/人間中心的な性や生殖行為、その価値観や道徳観念も大胆に脱臼されるはずだ。

音楽は東京塩麹/ヌトミックの額田大志、美術は現代美術家の岡田裕子が担当。2020年にはドイツで3年に一度開催される世界演劇祭への正式招待も決定。現代のデュオニュソスたちが奏でる異色の音楽劇に、世界が注目している。

公演日時
10月11日(金)19:00
10月12日(土)19:00
10月13日(日)19:00
10月14日(月・祝)14:00
上演時間
120分(予定)
上演言語
日本語(英語字幕)
国際共同製作
テアター・デア・ヴェルト2020(世界演劇祭)
助成
公益財団法人セゾン文化財団
制作協力
城崎国際アートセンター(豊岡市)
会場
愛知県芸術劇場 小ホール
アクセス
地下鉄東山線または名城線「栄」駅より徒歩3分
チケット料金
一般 3,000円
U25 2,500円
注意事項
未就学児はご入場いただけません
託児
本公演では、託児サービスを実施予定です。詳細は7月頃に発表いたします。

市原 佐都子(Q)

  • Photo: Mizuki Sato

2011年より劇団Qを主宰。人間の行動や身体にまつわる生理、その違和感を独自の言語センスと身体感覚で捉えた劇作、演出を行う。女性の視点から、性や、異種間の交尾・交配などがフラットに描かれる戯曲では、観客の身体を触覚的に刺激する言葉が暴走し、舞台上の俳優たちは時に戯画的に、時に露悪的に台詞を全身から発散させる。そこでは、男性中心的、人間中心的に語られてきた性や生殖行為が無効化し、社会のマジョリティを覆っている倫理観や道徳観念にもラジカルな疑いがかけられる。

主な作品発表・受賞歴

2018
『私とセーラームーンの地下鉄旅行』韓国香港日本共同制作、南山アートセンター、ソウル(韓国)
2018
『毛美子不毛話』『妖精の問題』KYOTO EXPERIMENT、京都
2017
『毛美子不毛話』第61回岸田國士戯曲賞最終候補、東京
2017
『毛美子不毛話』韓国ソウルマージナルシアターフェスティバル招聘、ソウル(韓国)
2013
『いのちのちQ Ⅱ』フェスティバル/トーキョー公募プログラム、東京
2011
戯曲『虫』第11回AAF戯曲賞、愛知、優秀賞受賞