ミロ・ラウ(IIPM) + CAMPO
『5つのやさしい小品』

  • Photo: Phile Deprez

演出家、劇作家、映画監督、ジャーナリストとして活躍するミロ・ラウは、2007年より「政治殺人国際研究所(IIPM)」を主宰。現実に起きた凄惨な事件や歴史的事象を丹念に調べ上げ、舞台上に再構成している。加害者・被害者双方の証言や、当時のメディアによる記録をもとに編まれる作品群は、一種の再現告発劇であると同時に、明確に意図された政治性と美的強度によって、否が応にも観客に思考と議論とを促す。

ベルギー・ゲントの劇場CAMPOからの招きを受け、オーディションで選出した地元の子供たちとともに創作した本作は、初演以来、世界各地の演劇祭で多数の受賞を重ねる傑作であり、ラウの代表作でもある。90年代にベルギー社会を震撼させた少女監禁殺害事件をめぐり、当時の報道や証言を踏まえ、7人の子供たちが「再演」する舞台は、見るものの感情を激しく揺さぶる。社会の劇薬としての演劇は、 目を背けたくなるような出来事を、いかに現実の考察へと繋げられるのだろうか。

公演日時
8月2日(金)19:00
8月3日(土)16:00
8月4日(日)14:00
上演時間
90分
上演言語
オランダ語(日本語・英語字幕)
助成
ゲーテ・インスティトゥート
ゲーテ・インスティトゥート
スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団
プロ・ヘルヴェティア文化財団
会場
愛知県芸術劇場 小ホール
アクセス
地下鉄東山線または名城線「栄」駅より徒歩3分
チケット料金
一般 3,500円
U25 3,000円
注意事項
未就学児はご入場いただけません
託児
本公演では、託児サービスを実施予定です。詳細は7月頃に発表いたします。

ミロ・ラウ(IIPM) + CAMPO

ミロ・ラウ

  • 1977年ベルン(スイス)生まれ
  • ベルリン(ドイツ)拠点

スイス人の演出家、作家で、2018/19シーズンからNTGent劇場の芸術監督に就任。ピエール・ブルデュー、ツヴェタン・トドロフのもとでパリで社会学を、ベルリンでドイツ語とロマンス語を、チューリッヒで文学を学ぶ。2002年以降、50以上の演劇や映画、本を創作し、様々な活動を行う。これまで、ベルリンのテアター・トレッフェン、アヴィニヨンフェスティバル、ヴェネツィア・ビエンナーレ、ウィーン芸術週間、クンステン・フェスティバル・デザールなど主要な国際フェスティバルに参加し、世界30カ国以上で発表された。

CAMPO

  • 2008年設立
  • Photo: Thomas Mueller

ベルギーのゲントを拠点とするアートセンターCAMPOは、演劇やダンス、パフォーマンスから、フェスティバルや地域の食堂、討論にいたるまで、多彩なプログラムを提供する。国際ツアーを行う公演を制作し、芸術的なプロセスを通じてアーティストをサポートする。創作と発表のため、ゲント市内に、CAMPO nieuwpoort、CAMPO victoria、CAMPO bomaの3つの場所を備える。

主な作品発表・受賞歴

2017
オランダ演劇祭(オランダ)、セレクション
2017
ベルギー演劇祭(ベルギー)、セレクション
2017
トレフェンフェスティバル、ベルリン(ドイツ)、3-sat賞受賞
2017
シアター・トゥデー(ドイツ)最優秀作品賞、最優秀ドラマトゥルグ賞受賞
2017
メスフェスティバル、サラエボ(ボスニアヘルツェゴビナ)、最優秀作品賞、最優秀演出家賞、観客賞、批評家賞受賞
2017
ウブ賞、イタリア、2016/17シーズン最優秀外国作品賞受賞
2016
演劇・ダンス評論家賞(ベルギー)審査員特別賞受賞
2016
『Five Easy Pieces(5つのやさしい小品)』クンステン・フェスティバル・デザール、ブリュッセル(ベルギー)